調査用紙

調査票はこちらです。

報告会の開催

 「大雪山高山植物調査・士別報告会.2015」を開催します。入場無料。
 ポスターはこちら
日時:2015年5月16日(土) 13時30分〜15時30分(開場13時)
場所:士別市生涯学習情報センター(士別市西1条8丁目701番地1)
講演:工藤 岳(北海道大学大学院地球環境研究院)
お話:住吉 久(アース・ウインド調査員)「高山植物の特徴と生態」
申込:5月15日(金)までに士別市立博物館(0165-22-3320)に申込。定員なし。

「保全生態学研究」に論文掲載

 日本生態学会の「保全生態学研究」に次の二つの論文が掲載されました。

高山植物群落の開花フェノロジー構造の場所間変動と年変動:市民ボランティアによる高山生態系長期モニタリング調査   工藤 岳・横須賀 邦子

 リサーチ登山花ボランティアの調査により工藤先生が解析した結果が保全生態学に掲載されました。10年間大雪山へ通ってくれた登山者のみなさまの力が実ったものです。ここに感謝と共に論文を掲載します。論文はこちら

大雪山国立公園高山帯におけるマルハナバチ相のモニタリング調査 工藤 岳・井本 哲雄

 元調査員の井本さんがマルハナバチの調査に切り替え、北大工藤岳さんと調査報告書を発表しましたのでご覧ください。調査報告書はこちら


報告会の開催

 「自然が教えてくれた地球温暖化の現状」と題して報告会を開催します。入場無料,当日受付。
 ポスターはこちら。(2013年2月27日,チラシを追加。
日時:2013年3月23日 13時〜16時
場所:江別市野幌公民館(江別市野幌町13番地の6)
内容:
  ・高山生態系のいま,高山植物開花調査報告
    講師 工藤 岳(北海道大学地球環境科学研究院)
  ・気になる温暖化の現実,北海道生物多様性のいま
    講師 雪本 晋資(環境省自然環境局生物多様性センター)
  ・エコライフの話
    講師 岡崎 朱実(えべつ地球温暖化対策協議会)

高山植物開花フェノロジー調査2011年報告会の結果

2011年11月6日、新宿で開催した調査報告会は無事に終了しました。山岳の環境保全に関心のある方ばかりが参加され熱心な質問が多く専門的な項目でした。千葉、神奈川、静岡、東京と幅広く参加され準備した労が報われた気がします。

質疑応答

Q モニタリング1000や今研究している温暖化予測のデータ等は世界的な規模で行はなければ意味が無いのではありませんか?
A 当然そうなので国際的な連携はすでに進んできています、情報の共有化は有る程度進んでいてアクセスすると応答できるようにはなっています。又自分の研究も全部公開しています。更なる地球規模の情報共有化を各国で議論し国際シンポジウム等で検討されています。ただ、今起きている現象はたとえば北アメリカでこうなっていると言うようなことがそのまま大雪山や他地域に当てはまるわけではなく、そこの地質、地形、温度、積雪やその他のそこ特有の背景による出来事なので、なにかを標準化できるとか、他地域のことが他の地域にそのまま当てはまることにはなりません。
Q 講話中の大雪山の2010年の大雨は台風によるものですか?
A 違います、今各地で起きている集中豪雨でいわゆるゲリラ豪雨です、湿った暖かい空気と冷たい空気が大雪山上空で出会いその結果起きる予測しにくい現象です。その集中豪雨が降り積もった雪の融雪を早め消雪期間が長くなることにより土地の乾燥化が進むので、継続的に長期間おきるとそこにある植生が変化していくことにつながる。
Q 講話中試験的にササを正方形に一定面積刈り取りをしたお話がありましたが、当地では国立公園内の刈り取りなどには許可等が簡単にはおりませんが、大雪山ではどうでしょうか?
A 大雪山国立公園も特別保護区などの設定があり、簡単に許可がおりない事情はおなじです。ササが生えるとなかの地面にひかりが届かず他の植物が消えて、ササの葉からの大量の蒸散作用により土地の乾燥化に拍車がかかります。刈り取り後経年観察すると次第にチシマノキンバイソウの再生が確認されたので、方法論を確立してどう保全していくかの問題を、行政を取り込んでどのように進めるか総合的な議論が必要で、研究結果を実際に生かして実行につなげなければ意味がなくなります。
Q セイヨウオオマルハナバチの何が一番の問題となりますか?
A 一番大きな影響を受けるのは在来のマルハナバチです、例えば外来種が病気やウイルス、ダニなどを持ち込めばそれが在来のマルハナバチへ感染し場合によっては絶滅も考えられます、実際にアルゼンチンでは在来のマルハナバチは絶滅にいたりました。餌の奪い合いの影響もありますが、菌などの感染や交雑の問題もありやはり一番に影響を受けるのは在来のマルハナバチです。

高山植物開花フェノロジー調査2011年報告会(終了しました)

 日 時:2011年11月6日 14:00〜16:00
 会 場:新宿区立環境学習情報センター エコギャラリー新宿
     東京都新宿区西新宿2-11-4新宿中央公園内
     電話:03-3348-6277
 参加費:無料,登山者大歓迎!
 申 込:資料準備の都合上,FAXにて申込受付。飛び込み歓迎!
 連絡先:NPO法人アース・ウインド(北海道)
     電話/FAX 011-3899445 e-mail yokosuka@e-wind.org

 パンフレットはこちら

高山植物調査結果報告

2010年度調査結果

 ・報告書はこちら

2009年度調査報告会

  日 時:2010年5月15日 13:30〜16:00
  会 場:旭川サンアザレアホール
  参加費:無料

2009年度調査結果

 5月15日、リサーチ登山花ボランティア活動報告/高山植物講演会が無事終了しました。
 晴天にもかかわらず多くの方が参加され、「エゾツガザクラ属の交雑現象」、「高山植物と高山昆虫」の話を興味深く聞きました。
 リサーチ登山花ボランティアの活動報告と環境省モニタリングサイト1000に登録され、2010年本格稼動となった報告もできました。今後は調査活動を継続しながら、「山の植物群落を残す」活動も新たに加わることになります。大雪山の高山植物を将来に引き継ぐために半歩でました。これからも調査ボランティアを募集しています。山を登らない人は事務局運営を手伝っていただけると助かります。

 ・報告書はこちら

2008年度調査報告会

  日 時:2009年6月5日 19:00〜20:30
  会 場:上川町カミングホール
  参加費:無料

2008年度調査結果

  ・調査地点
  ・黒岳風衝地 開花状況
  ・黒岳雪田  開花状況
  ・赤岳風衝地 開花状況
  ・赤岳雪田  開花状況
  ・報告書はこちら

2007年度調査報告会

  日 時:2008年5月27日[火] 18:30〜20:00
  会 場:上川町カミングホール
  参加費:無料

2007年度調査結果

  ・報告書はこちら

2006年度調査結果

  ・報告書はこちら

調査報告書を読めない場合

調査報告書はPDFファイルで作成されています。調査報告書が読めない場合は、PDFを読むためのソフトがインストールされていないか、最新のバージョンにアップデートされていない場合があります。以下のアイコンをクリックして、アドビ システムズ社から無償提供されているAdobe® ReaderTM プラグインを取得してください。