コラム

トイレブース

アポイ岳と羅臼湖、ルート上にトイレブースがあり利用できます。
笹に潜ってトイレするのは大変ですが、ブースがあればキレイに使えます。
携帯トイレを持参して利用しましょう。

海外のボランティア

 National Trustのボランティアとして最もハードな部類に参加したのは2004年。初秋はボランティアの応募範囲が限い藪で裁断した枝が落ちてくるのを避けながら、枝を積み上げ一山できるごとに燃やし次の場所へ移動します。放牧場の周囲にこれが多くて切ってもきりが無いくらいでした。
 7泊8日で宿泊はお城のカーペンターズルームが充てられ、木製のベッドが10個並び、階下はダイニングキッチンにペチカがあり、全部で40畳くらい。広くて快適な設備です。3日働いて水曜日になると休日、皆で車に乗りあって近くのフットパスへ。牧場の芝の道を登ると古城の塀となり、下ればカナルへ到着します。1日遊んだあとは更に3日間落枝拾いや埋まった階段の堀りおこしをやり最終日に宿泊した部屋の清掃を分担してそれぞれの国へ帰りました。オランダから来た若い女性と少しですが買い物を一緒にしたりボーイフレンドの話をしてお互いに笑い転げて楽しい仲間達でした。
 作業中、丘に休んでいると、英国人のリーダーが「あれがマ~ダンナの家」と指しましたが、誰だろうと聞きなおすと「マドンナ」のことで、ひろ~い敷地が牧場とつながっていて素晴らしいロケーションでなんだかとても身近に感じ「今英国にいるんだ」と実感した思い出です。
 参加した各国のボランティアさんの中でも交通費が一番高かった自分ですが、それでも多くの興味ある話を聞いたり、十分な意思疎通ができない自分に腹立たしかったり、いろいろないい時間でした。
 ボランティアを世界から受け入れる体勢がしっかりできている歴史ある組織がある英国は様々な国の人とふれあい考えさせられました。
(2012年4月12日)

古ログの蝶々 寒くても羽ばたけクジャク蝶

雪が近いある日、大雪山山麓のふる〜いログハウスに迷い込んだ蝶々。これから寒くなるのに、なして蜜も水もないログに入ってきたの?羽をバサッバサッと揺らして逃げようとするが、スローモーションでしか動けない。静かなログの中で羽音の大きいこと!あまりにきれいでよおく見つめると羽や身体に生えた茶色い長い毛が暖かそうなんだ。この毛で長い雪の季節を乗り切るんだね、それにしてもこのままじゃミイラになっちゃう。クジャク蝶救出作戦を展開、ログの皮をそっと差し出し、乗せることに成功。静かに庭へ、戻り花のシバザクラが咲く草の上へ。やっと口を長くした。カールしている口があっというまに口の中へ収まった、ス、スゴイ。クジャク蝶は言った「おなかは空いてるけど俺は元気だぜ」

 古ログの再生工事を進めていました。ログの間に隙間が5cm以上もあり、再生工事は新築に負けないくらいお金がかかりそうでした。自分たちの作業ではパソコンをおくだけの機密性ができません。大雪山山麓の事務所としての機能を果たせそうも無く断念しました。
 クジャク蝶は元気でいるかな?初めてで最後の訪問者でした。
(2007年7月20日)


オロフレ山の花採らないでね

 何故?どうして花を採るのかな。花は見るだけにしましょう。
 自分の庭に移植するのが楽しみになっている人は、採らないで楽しむように我慢してね。山の花は山にあって美しいもの。里に下ろしては化けますよ。皆で楽しむ山の財産を、個人の物にするのはやめましょうね。
(2006年6月27日)


Myシーツ

山の環境のために、ちょっとトライ!

 本州の山小屋は、布団で睡眠をとれるところがあります。ところがその布団が、ベタッとした感触を持つと聞きました。そんなとき「シーツ」を布団に敷いて、袋状になった部分へ入ってから掛け布団をかけてみてください。軽くてサラサラの生地、しかも《Myシーツ》。これでベタベタ感ともお別れ。むか〜しユースホステルで使っていた、あのシーツが復活しました。

 シーツをご購入いただくと売上金は寄付金となり、山岳環境保全の活動資金となります。たとえば・・・
・リサーチ登山花ボランティア
・エコ・ログ・クラブ
・登山者健康教室
・北海道の魅力紹介講座


 ご希望の方は1個千円か、それ以上でご購入ください。色は「水色」「ピンク色」の2色。(別途送料200円がかかります)
 お名前・ご住所・電話番号・「○色のシーツ○個希望」と添えて事務局までお申し込みください。
 美しい風景をみて心和む感動の一瞬を、これからも多くの人と分かち合うために、私たちは寄付金収入を活動資金として役立てています。ご協力をお願い申し上げます。
(2005年10月5日)