海外のボランティア
National Trustのボランティアとして最もハードな部類に参加したのは2004年。初秋はボランティアの応募範囲が限い藪で裁断した枝が落ちてくるのを避けながら、枝を積み上げ一山できるごとに燃やし次の場所へ移動します。放牧場の周囲にこれが多くて切ってもきりが無いくらいでした。 7泊8日で宿泊はお城のカーペンターズルームが充てられ、木製のベッドが10個並び、階下はダイニングキッチンにペチカがあり、全部で40畳くらい。広くて快適な設備です。3日働いて水曜日になると休日、皆で車に乗りあって近くのフットパスへ。牧場の芝の道を登ると古城の塀となり、下ればカナルへ到着します。1日遊んだあとは更に3日間落枝拾いや埋まった階段の堀りおこしをやり最終日に宿泊した部屋の清掃を分担してそれぞれの国へ帰りました。オランダから来た若い女性と少しですが買い物を一緒にしたりボーイフレンドの話をしてお互いに笑い転げて楽しい仲間達でした。 作業中、丘に休んでいると、英国人のリーダーが「あれがマ~ダンナの家」と指しましたが、誰だろうと聞きなおすと「マドンナ」のことで、ひろ~い敷地が牧場とつながっていて素晴らしいロケーションでなんだかとても身近に感じ「今英国にいるんだ」と実感した思い出です。 参加した各国のボランティアさんの中でも交通費が一番高かった自分ですが、それでも多くの興味ある話を聞いたり、十分な意思疎通ができない自分に腹立たしかったり、いろいろないい時間でした。 ボランティアを世界から受け入れる体勢がしっかりできている歴史ある組織がある英国は様々な国の人とふれあい考えさせられました。 (2012年4月12日) |