北海道のクマ

 

一部の写真は、写真家/ 伊藤健二氏の撮影によるものです。掲載するにあたっては許可をいただいております。

 
 
 

クマの糞

 

クマの足跡

 

クマ出没の看板

 

 本の紹介

 日本のクマ--ヒグマとツキノワグマの生物学
ヒグマの生態について詳しい本が出版されました。著者は、苫小牧演習林、浦幌ヒグマ調
査会など、いずれの方も道内で活躍されている方です。ツキノワと比較すると生態の違い
がわかります。
以下、許可を得て転載いたします。
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各地で人里に出没して軋轢を引き起こしているクマ類ですが,その生物像についてま
とめた書籍はごく限られていました。
ヒグマとツキノワグマという種を,様々な角度から,最新の科学的知見を盛り込みな
がら描き出そうと試みられた本です。
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【書名】日本のクマ--ヒグマとツキノワグマの生物学
【編者】坪田敏男・山崎晃司
【発行】東京大学出版会
【発売日】2011年2月10
ISBN978-4-13-060220-4
【体裁】A5判・横組・ハードカバー・386ページ
【定価】6090円(税込)→特別価格5200円(税・送料込)
【概要】日本にはヒグマとツキノワグマが生息するが,なかには人間との
    軋轢問題から絶滅が心配される地域個体群が存在する.人間
    とクマとの共存を目指して,生態学,生理学,獣医学,保護管理学
    など,さまざまな分野の最前線で活躍する研究者が書き下ろした
    「クマ学」の決定版!
【主要目次】 
はじめに(坪田敏男)
序章 クマの生物学クマという生きもの(坪田敏男)
 ヒグマ
1章 採食生態環境の変化への柔軟な反応(佐藤喜和)
2章 行動圏と土地利用トラジロウの追跡を中心に(青井俊樹)
3章 個体群と遺伝的変異遺伝的多様性からみた地域個体群の保全(釣賀一二三)
Topic-1 DNA
多型解析による血縁関係推定(伊藤哲治)
 ツキノワグマ
4章 行動これまでの研究と新しい研究機材の導入によりみえてきたこと(山崎晃司)
5章 食性と生息環境とくに果実の利用に注目して(小池伸介)
Topic-2
 安定同位体比解析による食性履歴の推定(中下留美子)
6章 個体群の成り立ちと遺伝的構造東日本と西日本を比較する(大西尚樹)
7章 高山帯・亜高山帯の利用北アルプスに生息するツキノワグマの生態(泉山茂之)
 ヒトとクマの共存
8章 ツキノワグマの保全生態学共存の論理(大井 徹)
Topic-3
 食痕を用いた加害個体の特定(齊藤正恵)
第9章 クマの保全医学麻酔・繁殖・感染症(坪田敏男)
10章 ヒトとクマの関係民俗学的考察(田口洋美)
11章 ヒグマの保護管理ヒトとヒグマの軋轢とその対策(早稲田宏一・間野 勉)
Topic-4
 知床半島における管理対策への取り組み(葛西真輔)
12章 ツキノワグマの保護管理ツキノワグマをめぐる社会的課題とその対策(横山真弓)
おわりに(山崎晃司)
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東京大学出版会編集部
113-8654 東京都文京区本郷7--
TEL.03-3812-7915
FAX.03-3811-4254
-mail komyo@utp.or.jp
URL http://www.utp.or.jp/

2011217日掲載)

 ヒグマ関連行政との協働実績

 1999年 3月 北海道環境科学研究センター 野生動物科 間野勉氏の協力による
         「熊と登山者」講演会主催
1999年 5月 同氏による「アウトドアスポーツと熊」講演会主催
1999年 9月 浜中町霧多布湿原センター主催「無人島キャンプ」指導講師
2000年 1月 CANADA BC州「BEAR AWARE」上映許可受諾
2000年 8月 北海道・日高管内日高町・北海道新聞社主催
「北海道遺産地域フォーラム 日高山脈の自然と文化」パネリスト
2000年 9月 浜中町霧多布湿原センター主催「無人島キャンプ」指導講師
2000年12月 財)北海道環境財団エコメッセInサポセンパネリスト
2001年 2月 斜里町山中正美氏による「知床のヒグマ」講演会主催
2001年 9月 日高支庁主催「ヒグマの生態と自然環境の現状」講演
2001年 9月 札幌市西区第2小学校道徳の授業において「キムンカムイ」講師
2001年 4月 北海道大学農学部「BEAR AWARE」講師
2001年 5月 日高町教委日高山脈館主催「BEAR AWARE」講師
2001年 6月 上士幌町観光課主催「BEAR AWEAR」講師
2001年10月 北海道自然環境行政担当者研修「ヒグマ対処マニュアル」講師
2001年11月 札幌市大谷地東小学校「野生動物との共存共栄」ゲストティーチャー
2001年12月 財)北海道環境財団エコメッセinサポセンパネリスト
2002年 7月 山岳エコツーリズムiN北海道2002・環境省・日本山岳会・HAT-
         J/・山のトイレを考える会・他多数共催上川シンポジウムパネリスト
         エコツーモデル事例ツアー
         山岳地の湖沼を巡るヒグマの生息:高原沼(全国より15名参加)
2003
年以降、同様の活動継続中
2007-6-
     三井物産フォレスト森林認証 BEAR AWARE 上映
2008-4-21
   札幌市エルプラザ BEAR AWARE 上映
2008-05-15
  えべつ市民活動センターBEAR AWARE 上映


2011217日掲載)